「ほっ」と。キャンペーン

祇園...吉膳さん

京の旅に出掛ける少し前に見つけた本の中に、
何故に京都の食べ物屋さんは「カウンター席」が多いのか?とあった。

東京のカウンターの店はどちらかと言うとカウンターに座る客にエンターテイメントする為にあるとある、対して京都のカウンターはその向こうからその客が店に相応しいかどうか観る為にあるとある

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↑こんな事を知ってしまった私としては
祇園 高台寺 の「吉膳」さんはドキドキ、少し緊張それでもわくわく^^*と微妙な気持ちが入り交じるちょっと大人空間への冒険だったのだ☆

さてさて高台寺横の坂をゆっくり歩いていよいよお店前、k美と顔を見合わせ「にっこり」笑う。
女子的 出陣の合図 であるのだ(笑い





そこは小さなホールになっていて、右手は二階?に続く階段左手が店内になるのか?壁は白の珪藻土で塗られ白熱灯のあかりでほんのり柔らか、白木と相まって何とも優しい気持ち、ほっと肩の力が抜けて来る。促されて左手の建具を引くと真正面に足元までガラス張りでさっぱりとした中庭が見える。右手が壁で、左手がカウンター席8席。私たちは中庭に近い右手奥の席に...。

「お飲物は?」の問いに、「冷酒かなぁ」と、にっこり はんなり〜〜

東北の女子二人も、京都丸二日目ともなると「にっこり」「 はんなり」もいい感じに板について来たかどうかは何とも言えないけれど...(笑い

「とりあえずビール」とは言いたくなかった^^;;
美味しい冷酒で、すっと背筋を伸ばして戴きたかった京懐石^^;;
一本勝負....カウンター越しの一本勝負でしょう てな感じですか(大袈裟でーす)
とはいえ、
何とも繭玉の中にいるような、そんな空間が心をやんわりほどきます。
カウンター越しに店主の動き、見るともなしに見えてくる訳です。
四角の大きめの氷を銅製の丸いお盆に縁が立ち上がったような器に入れて、冷酒は錫のすくっと立った器に注ぐ、その器を先の銅製の器の中にいれる。お酒の入ったところまで錫の手打ちの酒器が曇りそして霧のような水滴がつく....

薄いガラスに高台が付いた杯、エッチングが施されお酒が注がれる。一呼吸置いてグラスを持ち上げその軽さに「ドキッ」とする事ってありませんか?

目の前のカウンター越しで手際良く進む店主の動き、こんなのを目の当たりにしたら、あんさん
出て来るお料理は美味しいに決まっているでしょう。

記憶に残っている物を書き出してみようと思って...えーーとなんだっけ?
ウルイのおひたしに雲丹がのったの、なれそれ(穴子の稚魚)の酢の物、たいら貝の炙ったの、鯛のお刺身、海老の揚げたの鯛の白子を漉して葛でまとめ直したもの、こんがりお焦げが薫る鯛の身のお茶漬けのような「しのぎ」(京都ではこういうらしい)に他にも食べたぞ、なんかお碗物....最後は柑橘系の何か(思い出せない)を固めた物と黒蜜こちらも固めて交互に食べる、黒蜜....美味しい☆馬鹿みたいに「美味しい」とつぶやく「美味しい」しか言えない自分に気が付き「凄く美味しい」とか言ってみる(笑い
カウンター越しの店主、ニッコリ笑う。お隣の和服姿の旦さんが、「ここの料理を食べたら他では食べられませんデッセー」←もっとチャンとした京言葉でニッコリ笑う。
これが至福の時と言わずしてなんと言うのか?
京の常連さんが行きはるお店で交わした会話、一つ二つ...
すっくとしていて、さらりとお水を思わせるお酒...えーと銘柄忘れた、お隣のだんさんは「銀座の雀」とかいう焼酎を飲んではった(いつの間にやら京都弁)

吉膳さん、お酒も焼酎も「銘柄は一つだけどす」との事.....
カウンターに座って東北生まれの女子二人....どのように映ったものか....

そうそう、吉膳さんのカウンターは白木の柾目...
鉋で研ぎすませたぴかぴかのカウンターではなく、割り箸を持った時のような優しい手触りがした様な気がしていたのは、雰囲気に酔ってしまったせいかもしれない....。


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by tutino-oto | 2009-03-16 23:43 | 『う』の字 | Trackback | Comments(2)
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Commented by さんきらい at 2009-03-23 23:55 x
はんなり京都☆
素敵な時間だったようですね(^^)
うらやまし~~!
Commented by tutino-oto at 2009-03-24 22:56
さんきらい様☆
「はんなり」してきました〜♪
濃厚過ぎて、まだ少しぼんやりしています☆ また行きたいとか思ってます☆
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